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矯正でなぜ歯が動く??矯正が期間を必要とする理由とは

歯科矯正治療を始めたばかりの方も、これから始めてみようかなと考えている方も、「どのくらいの期間で変化がでてくるのか」がとても気になりますよね。

しかしその前に、なぜ歯が動くのかを考えてみましょう。

歯列矯正をするとどのような経過で歯が移動していくのかがわかると、歯科矯正への理解も深まり取り組み方も変わってきます。

歯が動くのは歯根膜の仕組みを利用して動かしています。

◆歯槽骨……歯と歯を支える骨です。
◆歯根膜……クッションのような組織で、一定の厚みで保たれる性質があります。

歯根膜とはものを食べる時の感覚や硬い・やわらかいなどの刺激を感知する繊維組織で厚さは0.2㎜と言われており、特徴として厚みを保とうとする性質があります。

マウスピースをすると”歯が動く方向の歯根膜は縮んで、反対側は引っ張られて伸びる”すると元の厚みにしようとする性質が働き、動く側の歯槽骨は吸収し、反対側では新しい歯槽骨が作られます。

再生と吸収を繰り返すことで、歯が動いていきます。

歯槽骨や組織の再生を待つ必要があるため、歯は少しずつしか動かせません。

マウスピースでは最初の3日程度で吸収、そのあと7日程度で組織の再生が行われるため10日前後の装着が必要となります。

このようにマウスピースをきちんと決められた期間装着し、次のマウスピースに交換してを繰り返すことで歯を少しずつ動かくしていくのが矯正の仕組みです。

少し難しいお話になりましたが、少しずつ動かすこと、少しずつ丁寧にきちんと取り組むことが歯並びをきれいにする最短の道のりであることが伝われば幸いです。

当院ではマウスピース矯正をされている患者様も多くおられます。

矯正が気になる方、矯正にご興味のある方は当院までお気軽にご相談ご連絡ください。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

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