正しい歯磨きと正しい生活をしていれば、虫歯や歯肉炎などのお口のトラブルは起こりません。
しかし、間違った歯磨きや不規則な生活を送っていると、歯や歯肉のトラブルの原因になってしまいます。
- 虫歯
虫歯のでき方
お口の中では、食べカスが虫歯菌によって「歯垢」に変わり、さらに歯垢の中で虫歯菌が繁殖します。
この虫歯菌が食べ物の中の「砂糖」などを栄養として「酸」を作ります。これが虫歯の始まりです。
量ではなく回数
歯磨きで虫歯予防は当然ですが、その他にも虫歯になりにくい規則正しい食生活を送ることが大切です。
食べ物を口にして、口の中の酸の濃度が上がるのが、食後5分から20分です。
その後、新しい唾液が出ることによって徐々に酸の濃度が下がり、唾液によって溶けた歯は元に戻ります。
ダラダラ食べていると、常にお口の中が酸性になって虫歯になりやすくなります。
お口に入れるものの「量」ではなく「回数」が虫歯になる原因となるのです。
規則正しい食事やおやつをとることで、虫歯予防に努めましょう。
虫歯になりやすい時期
永久歯は、生えたての時期は歯の質が弱く、時間が経つにつれて成熟して強くなります。
この10代の前半を虫歯にせず乗り切ることができるかどうかではの一生が決まってしまいます。
矯正治療をする機会が多いこの時期に、正しい生活で虫歯予防しましょう。
- 歯肉炎
歯と歯肉の間に歯垢が溜まると、中の最近を出す毒素などが、歯肉を攻撃します。
丁寧に歯垢を取り除き、正しい歯磨きを続けていけば赤く腫れた歯肉は元に戻ります。
これを放置しておくと、歯垢は固まって歯石となり、歯ブラシでは取れなくなって、歯肉炎が続いてしまいます。
歯垢を取り除き、どうしても取れなくなった歯石は歯医者さんで取ってもらいましょう。